“妄説”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうせつ54.5%
まうせつ18.2%
うそばなし9.1%
ぼうせつ9.1%
モウゼイ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々はこれを遠ざけなければならんという妄説もうせつは、ただ一部の人の言うに止まらず到る所にこの説が伝わって居ります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
此事もとより妄説まうせつなりと安斎先生の菅像弁くわんざうべんにいへり。(菅家聖庿伝暦といふ書の附録に、沙門師嵩が菅神渡唐記あり、其説孟浪に属す。)
「年々色をかえ品をかえたる流言の妄説うそばなしこりも無く毎年ばかされて、一盃ずつうまうまと喰わさるる衆中」
傾城買虎之巻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
「もちろん根もない妄説ぼうせつです」と甲斐は云った
高弁コウベン、年来聖人ショウニンニ深キ信仰ヲイダキ、キコユルトコロノ邪見ハ、在家ノ男女ナンニョ等、聖人ノ高名ヲカリテ妄説モウゼイスルトコロト思イ居タリ。コノ故ニマダ以テ一言モ聖人ヲ誹謗ヒボウセズ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)