“聖人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいじん36.8%
ひじり21.1%
しょうにん15.8%
しやうにん15.8%
ひぢり5.3%
ショウニン5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし聖人せいじん君子くんし高僧こうそう等より見れば、普通にわれわれの賞賛する武勇は猛獣もうじゅうの勇気に類したもので、孟子もうしのいうところの匹夫ひっぷの勇に過ぎぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
琉球あちらの、古い昔の聖人ひじりの息が、この竜の手にかかっておりますんじゃ。先ざきのことまで、ずんと見通しのきく、世にも偉い御仁であったと申す。
導師親鸞聖人しょうにんのそばには、大勢の御弟子たちがいていたが、その中に——親鸞のすぐうしろに、俗体の女すがたが、ただ一人まじっているのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
親鸞聖人しやうにんの室玉日たまひ姫のむかしは別だが、今の世には僧侶や牧師の女房にろくな女は見つからないやうだ。アメリカのメソヂスト派の牧師にバツクレエ博士といふ爺さんがある。
日の落つる丘に手をくみ眼をつぶり聖人ひぢりのまねをなしにけるかな
小熊秀雄全集-01:短歌集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
然リト雖モ、愚子狂子、稀レニ良薬ヲウケテメズ、何ゾソノツタナキヤ。ココニ近代、一聖人ショウニンアリ、一巻ノ書ヲ作リ、ナヅケテ、「選択本願念仏集センジャクホンガンネンブツシュウ
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)