“しやうにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上人57.9%
商人21.1%
聖人15.8%
証人5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まくらならべた上人しやうにん姿すがたおぼろげにあかりくらくなつてた、早速さつそく燈心とうしんあかるくすると、上人しやうにん微笑ほゝゑみながらつゞけたのである。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さうして各人かくじん正當せいたうをはりであるとするなれば、なんため人々ひと/″\邪魔じやまをするのか。かりにある商人しやうにんとか、ある官吏くわんりとかゞ、五ねんねん餘計よけい生延いきのびたとしてところで、れがなんになるか。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
聖人しやうにん御名を善信ぜんしんと申て三十五歳の時讒口ざんこうかゝりて越後にながさる、時に承元しようげん元年二月なり。
かゝる事はほとけうとき人らにもかたりきかせて教化けうぐゑ便よすがともなすべくおもへども、たしかに見とゞけたりといふ証人しやうにんなければ人々空言そらこととおもふらん
源教げんけう、そはよき功徳くどくならん、古志郡こしこほりのお菊がいうれいを見とゞけたりと人々にかたり玉へ、愚僧ぐそうもわどのを証人しやうにんとして幽霊をかたりて教化けうぐゑのたよりにせん。