“しょうにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ショウニン
語句割合
上人57.1%
商人26.4%
聖人3.3%
証人3.3%
承認3.3%
小人2.2%
陞任2.2%
匠人1.1%
将人1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天竺てんじく南蛮の今昔こんじゃくを、たなごころにてもゆびさすように」したので、「シメオン伊留満いるまんはもとより、上人しょうにん御自身さえ舌を捲かれたそうでござる。」
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ちょうどそのとき、中津なかつからくろがね惣兵衛そうべえという商人しょうにん長崎ながさきにきていて、用事ようじがすんだので、中津なかつへかえることになっていました。
(間)私は比叡山ひえいざん奈良なら僧侶そうりょたちが憎くなります。かほどの尊い聖人しょうにん様をなぜあしざまに讒訴ざんそしたのでございましょう。あのころの京での騒動のほども忍ばれます。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
「だが、新聞にのっているし……りっぱな人たちが証人しょうにんになってるしな」
「おまえは、おまえを拘引こういんしようとした警官けいかんを何回も打ったことを承認しょうにんするか」と、裁判官は言った。
「だが一ノ関は小人しょうにんだ」と七十郎は呟いた
陞任しょうにんをたいした喜びとは思っておりませんが、この場合の御挨拶あいさつにはどこよりも先にと思って上がったのです。通り過ぎるなどというお言葉は平生の怠慢をおしかりになっておっしゃることですか」
源氏物語:46 竹河 (新字新仮名) / 紫式部(著)
指物師さしものしが百円に負けて置くから買わないかといった立派な紫檀したんの書棚をじろじろ見ながら、彼はその二十分の一にも足らない代価を大事そうに懐中から出して匠人しょうにんの手に渡した。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『和名鈔』の時代には曾比そび、それが『壒嚢抄あいのうしょう』には少微しょうびとなり、近世に入っては少鬢しょうびんともなったが、なお播磨はりまでは将人しょうにん伯耆ほうき出雲いずもでは初人しょにん備前びぜん美作みまさかでは初爾しょにといって