“伊留満”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いるまん80.0%
イルマン20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論、上人は、自分についてゐる伊留満いるまんの一人が、西洋の薬用植物か何かを、日本へ移植しようとしてゐるのだと、思つたのである。
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さきよりこの一群に、着きつ、離れつ随ひ来れる油売、実は伊留満いるまん喜三郎、油桶は持たで、青き頭巾かぶれる。叱咤せられ、袖かざしてすさる。
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
さればウルガン伴天連バテレン、とても一人では弘法力に及ばずとて、更に本国より呼寄せたるは、フラテン伴天連、ケリコリ伊留満イルマン。ヤリイス伊留満。この三人もやがて信長公に目通りする。
ハビアン説法 (新字旧仮名) / 神西清(著)