“伴天連”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばてれん71.4%
バテレン28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沢野忠庵というころ伴天連ばてれんが踏み絵を発明したことも事実であり、アントニオ・ルビノというばてれんが、殺されたことも事実である。
裏切れない信徒。寛永の邪宗門狩じゃしゅうもんがり以来、山のなかに逃げこんで山の会堂に子孫をつくっている伴天連ばてれんの血脈。そういうものの一団だ
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ワリニヤニ等初期の師父——伴天連バテレン達が、神の福音をつげるに勇ましかったと同時、なかなか実際処世上の手腕をも具備していたことをしる。
まだ信長の世に時めいていたころは、長崎ながさき平戸ひらどさかいなどから京都へあつまってきた、伴天連バテレン修道士イルマンたちは、みなこの南蛮寺なんばんじに住んでいた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)