“切支丹伴天連”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりしたんばてれん87.5%
キリシタンバテレン12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えば禁止時代の切支丹伴天連きりしたんばてれんに対するごとく、甚だ精確ならざる風評と誇張とが、ついて廻ったのを遺憾とするばかりである。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「はなはだ卒爾そつじなお尋ねにござりまするが、切支丹伴天連きりしたんばてれんの魔法を防ぐには、どうしたらよろしいのでござりましょうか」
維新前後までは切支丹伴天連キリシタンバテレンの使う幻魔術のことをいった長崎地方の方言だそうで、只今では単に手品とか、トリックとかいう意味にしか使われていない一種の廃語同様の言葉だそうです。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)