“切支丹宗門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きりしたんしゅうもん66.7%
キリシタンしうもん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奉行ぶぎょうの前に引き出された吉助きちすけは、素直に切支丹宗門きりしたんしゅうもんを奉ずるものだと白状した。それから彼と奉行との間には、こう云う問答が交換された。
じゅりあの・吉助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
麻利耶観音と称するのは、切支丹宗門きりしたんしゅうもん禁制時代の天主教徒てんしゅきょうとが、しばしば聖母せいぼ麻利耶の代りに礼拝らいはいした、多くは白磁はくじの観音像である。
黒衣聖母 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
轆轤首ろくろくびさ、引窓ひきまどからねてる、見越入道みこしにふだうがくわつとく、姉様あねさまかほ莞爾につこりわらふだ、——切支丹宗門キリシタンしうもんで、魔法まはふ使つかふとふて、おしろなかころされたともへば、行方知ゆくへしれずにつたともふ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)