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引窓
ふりがな文庫
“引窓”の読み方と例文
読み方
割合
ひきまど
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきまど
(逆引き)
唯
(
ただ
)
一人暇を取らずにいた女中が驚き
醒
(
さ
)
めて、
烟
(
けぶり
)
の
厨
(
くりや
)
を
罩
(
こ
)
むるを見、
引窓
(
ひきまど
)
を開きつつ人を呼んだ。浴室は
庖厨
(
ほうちゅう
)
の外に接していたのである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ふらふらと
引窓
(
ひきまど
)
の下へ行ったのである。夕方の星が、四角な狭い口から白っぽく見えた。春作は、引窓の綱にすがって、
泥竈
(
へっつい
)
の上に乗った。
魚紋
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
安
(
やす
)
んじけりさるにても
訝
(
いぶか
)
しきは
松澤夫婦
(
まつざはふうふ
)
が
上
(
うへ
)
にこそ
芳之助
(
よしのすけ
)
在世
(
ざいせ
)
の
時
(
とき
)
だに
引窓
(
ひきまど
)
の
烟
(
けぶり
)
たえ/″\なりしを
今
(
いま
)
はたいかに
其日
(
そのひ
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
引窓(ひきまど)の例文をもっと
(9作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
窓
常用漢字
小6
部首:⽳
11画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引窓”のふりがなが多い著者
作者不詳
樋口一葉
泉鏡太郎
泉鏡花
吉川英治
森鴎外
岡本綺堂