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『魚紋』
ふりがな文庫
『
魚紋
(
ぎょもん
)
』
今夜も又、この顔合せでは、例によって、夜明かしとなること間違い無しである。 更けても、火鉢に炭をつぐ世話もいらない程の陽気だし、桜花も今夜あたりでおしまいだろう、櫺子の外には、まだ戸を閉てない頃から、春雨の音がしとしとと降りつづいていた。 …
著者
吉川英治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「冨士 臨時増刊号」1936(昭和11)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約30分(500文字/分)
朗読目安時間
約50分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
布
(
お
)
損
(
す
)
夫婦
(
いっしよ
)
公
(
おおび
)
端
(
ぱ
)
賭
(
い
)
方
(
ち
)
汝
(
てめえ
)
悄
(
しょん
)
何
(
どう
)
頭
(
ず
)
退
(
さ
)
転
(
かえ
)
上手
(
うま
)
沸
(
た
)
縛
(
から
)
空
(
あ
)
帰
(
け
)
斜
(
しゃ
)
仕舞
(
じまい
)
物
(
もつ
)
情夫
(
まぶ
)
凡
(
ただ
)
刷
(
すり
)
掛
(
かけ
)
矢張
(
やっぱ
)
器
(
もの
)
綴
(
とじ
)
確乎
(
しっか
)
筆
(
て
)
負
(
ひ
)
素裸
(
すはだ
)
乗
(
のり
)
仕掛
(
じかけ
)
縛
(
くく
)
伝
(
でん
)
難
(
にく
)
力
(
りき
)
閉
(
た
)
石
(
せき
)
縁
(
へり
)
売女
(
おんな
)
如何
(
いかが
)
書肆
(
ほんや
)
徒輩
(
てあい
)
賭博
(
かけ
)
請
(
う
)
解
(
げ
)
摺
(
ずり
)
彼
(
あ
)
後
(
うしろ
)
中洲
(
なかす
)
戸外
(
おもて
)
主
(
あるじ
)
騒々
(
ざわざわ
)
翻
(
ひるが
)
仮面
(
かめん
)
使
(
つかい
)
偽
(
にせ
)
殺
(
や
)
兄哥
(
あにき
)
面
(
つら
)
情婦
(
おんな
)
其
(
そ
)
此
(
こ
)
白魚
(
しらお
)
凝
(
じっ
)
機
(
しお
)
恟々
(
おどおど
)
厭
(
いと
)
恟
(
ぎょ
)
睦
(
むつま
)
召捕
(
あげ
)
桜花
(
はな
)
郎
(
ろう
)
避
(
さ
)
退
(
ひ
)
外科
(
げか
)
夜更
(
よふけ
)
女
(
ひと
)
提
(
ひっさ
)
嫉
(
や
)
賭金
(
かけがね
)
小費
(
こづかい
)
晩
(
おそ
)
旱
(
ひで
)
証
(
しるし
)
撃
(
うち
)
脱兎
(
だっと
)
淵
(
ふち
)
脚絆
(
きゃはん
)
背後
(
うしろ
)
繞
(
めぐ
)
縁故
(
えんこ
)
綽名
(
あだな
)
網袋
(
あみぶくろ
)
継竿
(
つぎざお
)
獄門
(
ごくもん
)
煙管
(
きせる
)
燈芯
(
とうしん
)