“嫉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ねた62.1%
17.2%
そね10.6%
にく4.0%
1.5%
ねたま1.5%
そねみ0.5%
ねたまし0.5%
ねたみ0.5%
ねたむ0.5%
(他:2)1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“嫉”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
はじめて己が造主つくりぬしそむき、ねたみによりて深き歎きを殘せる者の建てたりし汝のまちは 一二七—一二九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「そりゃ花ですともさ。ですけれども、花もあんまり、こってりと咲かれると、よその花ながらねたましくなるよ、ねえ大将」
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「あるとも。わしは、女人の愛には、そうかないつもりだが、良い家臣を他家へ取られたら、非常に嫉妬するだろう」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つまらなくかれるのも嫌だから言ってしまおう、長者町の道庵という剽軽ひょうきんなお医者さんへ預けることにしてしまったんだ」
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それ以来、セエラをそねんでいる少女達は、何か辱しめてやりたい時に限って、セエラを『宮様プリンセス』といいました。
死を許す深い仲を、そばで見てそねむのではない、死の運命に落ち行く男女の粗末な命をあざけるのであろう。
「多くの人はわれに対して悪を施さんと欲す。同時に吾の、彼らを目して凶徒となすを許さず。またその凶暴に抗するを許さず。いわく。命に服せざれば汝をにくまんと」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分は器量好しが二人寄って、我知らず互ににくみ合うのだろうと説明した。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しばらく、物く、たく、しかも陽気な世の中が自分にまみえた。自分は娯しい中に胸迫るものを感じ続けて来た。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
が——言葉の上では強くても、お袖には、たさ、弱さ、恨めしさ、お縫以上のものがあった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鐘をけばあだだけれども、(と石段をしずかに下りつつ)このの二人は、ねたましいが、うらやましい。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
時頼こそは中々にねたましき程の仕合者しあはせもの
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
世の誚と云ふのは、多くはそねみ、その証拠は、働の無い奴が貧乏しとればあはれまるるじや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
見る見る旦那様の下唇にはねたましいという御色があらわれました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
やはらいだ感情、寂しいと思ふあこがれ、よこしまねたみとがもつれあつた偏執へんしふ
夜烏 (新字旧仮名) / 平出修(著)
ねたみよこしまとがむらむらと彼の心に湧き立つた。
夜烏 (新字旧仮名) / 平出修(著)
お友の語るところに依れば、お露は美人ならねどもその眼に人を動かす力あふれ、小柄こづくりなれども強健なる体格をそなえ、島の若者多くは心ひそかにこれを得んものと互に争いいたるを、一度ひとたび大河に少女の心うつるや、皆大河のためにこれを祝してあえねたむもの無かりしという。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『困るんでさ、まったく、私ときたら、男のくせにやきもちやきでね。……まあ、お寄んなさいな。寄らなければいい。こんど、お友達のお鈴さん、小枝さえださん、みな様がお買い物にみえたら、たんとお喋舌しゃべりをいたしますよ』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
云うまでもなく、二人の仲をやっかんだ上での仕業だったでしょうが、それからと云うものは黒笄の逆立ちを
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)