“そね”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソネ
語句割合
36.1%
32.8%
13.1%
曾根9.8%
1.6%
曽根1.6%
曾禰1.6%
1.6%
1.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ以来、セエラをそねんでいる少女達は、何か辱しめてやりたい時に限って、セエラを『宮様プリンセス』といいました。
死を許す深い仲を、そばで見てそねむのではない、死の運命に落ち行く男女の粗末な命をあざけるのであろう。
今若し武家の棟梁とうりょうたる可き者が現れたら、恨を含み、政道をそねむの士は招かざるに応ずるであろう。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ふだんから塩子の村の者は、この山が発見されたために蒙る利益が、こちらの村にばかり落ることをそねんでいた。
恨なき殺人 (新字新仮名) / 宮島資夫(著)
ありとあらゆる空の鳥は、おろかな彼を哂うのではなく、かえって仕合せな彼をうらやんだりそねんだりしているのであった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ねたみやそねみでなくこの事が感じ出されて来ました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「だから、家の中に主人を殺す者があれば、あの妾のお源が一番怪しいと——これは下女のお曾根そね婆さんの言ひぐさですよ」
というのは、何を意味するか、自分にも分らないので、日時を費やしていたが、曾根そねの円通寺住職杉田宗直氏に照会してみたところやっと分った。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うみむすめ自然おのづからなる可愛いとしさとに孰れ優り劣り無く育てけるが、今年は二人ともに十六になりぬ、髪の艶、肌の光り、人のそねみ心を惹くほどに我子は美しければ
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
世に百歳もゝとせ夫婦めをとも無し、なにぞ一期の恩愛を説かん、たとひ思ふこと叶ひ、望むこと足りぬとも、そねみを蒙り羨を惹きて在らんは拙るべし、もとより女の事なれば世に栄えん願ひも左までは深からず
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「銀座の曽根そねといって、素晴らしい芸術的な写真撮るところよ。すぐ帰って来るわ。先生うちにじっとしていなきゃいや。きっとよ。じゃあ、げんまん!」
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
彼晩あのばん貴下あなた、香雪軒で桂さんだの、曾禰そねさんだのツて大臣さん方の御座敷でしてネ、小米さんが大盃コツプでお酒をグイ飲みするんですよ、あんなことは今まで一度も無いのですから、どうしたんだらうつてみんな不思議がつて居ましたの
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
こぼれし種子たねしきかな、我生わがよすさめるそねにだに
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
その得意さうな笑声を俺がどんなそねみ根性で聞いて居たかと云ふことは、彼の顧慮する所では勿論ないらしかつた。
公判 (新字旧仮名) / 平出修(著)