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猜
ふりがな文庫
“猜”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そね
65.7%
すい
11.4%
さい
8.6%
ず
5.7%
すゐ
2.9%
うたが
2.9%
ずる
2.9%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そね
(逆引き)
所謂正統派の教うる神は怒り、
猜
(
そね
)
む暴君であったが、霊訓の教うる神は愛の神父である。しかもそはひとり名のみの愛ではない。
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
猜(そね)の例文をもっと
(23作品)
見る
すい
(逆引き)
ト、いへば
猟犬
(
かりいぬ
)
は
打点頭
(
うちうなず
)
き、「さもありなんさもこそと、某も
疾
(
と
)
く
猜
(
すい
)
したり。さらば御身が言葉にまかせて、某が名も名乗るべし。 ...
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
猜(すい)の例文をもっと
(4作品)
見る
さい
(逆引き)
春琴女が後年の
烈
(
はげ
)
しい気象を見ればあるいはそういう事実が性格に
影響
(
えいきょう
)
を及ぼしたのかとも
猜
(
さい
)
せられなくはないがこの事に限らず検校の説には春琴女の不幸を
歎
(
なげ
)
くあまり知らず
識
(
し
)
らず他人を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
猜(さい)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
ず
(逆引き)
「教えてあげようか」少女は
猜
(
ず
)
るそうに彼の顔色をうかがう、「——そうら、隠してもだめ、教えてもらいたいって、ちゃんと顔に出ているわ」
超過勤務
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
猜(ず)の例文をもっと
(2作品)
見る
すゐ
(逆引き)
聞き兼ねけんと
猜
(
すゐ
)
するまゝ、思ひ入りて擦る数珠の音の声澄みて、と
復
(
ふたゝ
)
び言へば後は言はせず、君にて御坐せしよ、こはいかに、と
涙
(
なんだ
)
に顫ふおろ/\声、言葉の文もしどろもどろに
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
猜(すゐ)の例文をもっと
(1作品)
見る
うたが
(逆引き)
肉づいた手に、指環などを
光
(
ひから
)
せている精米所の主人のことを、小野田は山にいた時のお島の旦那か何ぞであったように
猜
(
うたが
)
って、彼等が帰ったあとで、それをお島の前に言出した。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
猜(うたが)の例文をもっと
(1作品)
見る
ずる
(逆引き)
「私はすすめないな、無能な許りでなく
猜
(
ずる
)
い、人に仕事を押付けておいて自分がしたように
拵
(
こしら
)
える、むやみに中傷や
誹謗
(
ひぼう
)
で人を傷つける、不平やごたごたの起こるもとだよ」
山椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
猜(ずる)の例文をもっと
(1作品)
見る
猜
漢検1級
部首:⽝
11画
“猜”を含む語句
猜疑
猜疑心
猜忌
猜疑深
猜忌邪曲
猜知
猜疑嫉妬
相猜疑
疑雲猜霧
疑猜
猜視
猜疑褊狭
媢嫉猜忌
猜忍
猜察力
猜察
嫌猜
“猜”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
トマス・ロバート・マルサス
黒岩涙香
島村抱月
幸田露伴
佐々木邦
南方熊楠
三遊亭円朝
泉鏡花
徳田秋声