“うたが”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウタガ
語句割合
97.9%
0.7%
0.7%
0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裾野にそよぐすすきが、みな閃々せんせんたる白刃はくじんとなり武者むしゃとなって、声をあげたのかとうたがわれるほど、ふいにおこってきた四面の伏敵ふくてき
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「だれかいるのか。」と彼は自らうたがって大声に尋ねた。
正しく認識する道は、「多く聞きて疑わしきをき……多く見てうたがわしきを闕く」ことである。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
肉づいた手に、指環などをひからせている精米所の主人のことを、小野田は山にいた時のお島の旦那か何ぞであったようにうたがって、彼等が帰ったあとで、それをお島の前に言出した。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)