“まよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マヨ
語句割合
83.3%
魔除9.1%
真夜1.5%
1.5%
眞夜0.8%
辨償0.8%
0.8%
真世0.8%
0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太郎たろうは、もしや、おじいさんが、この真夜中まよなか雪道ゆきみちまよって、あちらの広野ひろのをうろついていなさるのではなかろうかと心配しんぱいしました。
大きなかに (新字新仮名) / 小川未明(著)
今でも大草履おおぞうり魔除まよけとするごとく、彼ら独特の畏嚇法いかくほうをもってなるべく平地人を廻避した手段であったかも知れませぬ。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
霜こほる真夜まよの夜ぶかにかつかつと人こそとほれ巡邏なるらし
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
まよひし邪正じやしやうがたし、鑑定かんてい一重ひとへ御眼鏡おめがねまかさんのみと、はじたるいろもなくべらるゝに、母君はゝぎみ一トたびあきれもしつおどろきもせしものゝ、くまで熱心ねんしんきはまりには
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
鳥座とぐらぞとほき。——眞夜まよ、まひる
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
したたるひまを、眞夜まよ眞晝まひる
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
岡目をかめでもれまさあねえ、假令たとひどうでもたはらまでつてられて、辨償まよつてところで三十せんか五十せんのことだんべぢやねえか
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
箆棒べらぼう家賃やちんでもとゞこほつたにや、辨償まよはなくつちやりやすめえし、それこさあらが身上しんしやうなんざつぶれてもにやえやしねえ、だにもなんにも
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
乙女のまよびきのごと、はた天つ水影の押伏せて見ゆる向津国むかつくにも御軍の威におそまつろひけむをおもふ時、われは端なくも土蜘蛛、熊襲くまそなんどの栄えたりし古の筑紫に身をおくがごとくて
松浦あがた (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
真世まよん神、とうどしさり。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
シェフネルの『西蔵説話チベタンテイルス』(一九〇六年版)には昔林中に牝獅と牝虎各子一疋伴れたるが棲んだ、ある日獅の不在にその子まようて虎に近づいたので虎一度はこれを殺そうとおもうたが
男は駅の前の往来を左に取って一町ばかり歩いたがとある小料理屋見たいな家の暖簾のれんくぐった。そしてそこのおかみと何か一言二言話してからまよっている私を呼んだ。