“辨償”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まよ25.0%
わきまへ25.0%
べんしやう25.0%
わきま25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岡目をかめでもれまさあねえ、假令たとひどうでもたはらまでつてられて、辨償まよつてところで三十せんか五十せんのことだんべぢやねえか
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
稻葉殿よくきけ證文しようもんとほり其方そのはうをひとある上は當人たうにんいでしとて其品なき時は辨償わきまへずばなるまじことに彦兵衞が所持の代呂物しろものに非ず出入場より預りし品なれば少しも猶豫いうよ成難なりがたし三日の中に右の品辨償わきまへもし調達出來ぬとあれば申付方が有るぞと嚴敷きびしく申渡され右彦兵衞きくとほり勘兵衞へ申渡せし上は右の品請取うけとれと云は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
金銀鼈甲べつかふの細工物で、容易ならぬ品ですが、その辨償べんしやうの金の苦面に困つた伊三郎が、かねて怨みのある小橋屋に忍び込み、主人小左衞門を殺して、床下の瓶を取り出し、それを打ち割つて
辨償わきまへ出入先はすませしかども此一件より勘兵衞の舊惡きうあくあらはれし事はなは不便ふびんに思ひ居たるに彌七も又殺されしときゝ何となく世間もせまき心になり其上そのうへ借金しやくきんも多く面白おもしろからねば一先江戸へくだり何を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)