“請取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うけと54.1%
うけとり29.7%
うけとっ2.7%
うけとつ2.7%
うけとら2.7%
うけとる2.7%
うけとれ2.7%
しやうしゆ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕の親仁おやじは日本橋檜物ひもの町に開業してるから、手紙を書いてろうといって、親仁名当なあての一封を呉れたから私は喜んでこれ請取うけと
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
知らず彦兵衞は金のつるに有り付たりとよろこび勇み望みの荷物を請取うけとりこれあゝしてかうしてと心によろこび我がを指て立歸たちかへり淺草御門迄來懸る處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
左様さようです、原書は誠に必要な原書ですが、これを私が奥平様にお買上げを願うと云うのは、この代金を私が請取うけとって、その金は私が使つかっ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
蒙るいはれなしと一向に受をさめねば忠八は止事を得ず其意に隨ひ彼の印籠を請取うけとつかたちを改め是に就て尋ね申度事たきことあり右夫婦の者は此家を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そこ/\に暇乞いとまごひして我家に立歸りしに女房お梅は出迎いでむかへ御持參の金子きんすとゞこほりなく文右衞門殿どの請取うけとられしや如何いかにと云ふに長八かうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
立去たちさらんと心に思ひさだめける頃しも享保きやうほ巳年みどし十二月二十六日の事なりし加納屋方にて金四十七兩二分細川家ほそかはけの役所より請取うけとるべき事あり右の書付かきつけしたゝめ吉兵衞に其方此書付に裏印形うらいんぎやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
稻葉殿よくきけ證文しようもんとほり其方そのはうをひとある上は當人たうにんいでしとて其品なき時は辨償わきまへずばなるまじことに彦兵衞が所持の代呂物しろものに非ず出入場より預りし品なれば少しも猶豫いうよ成難なりがたし三日の中に右の品辨償わきまへもし調達出來ぬとあれば申付方が有るぞと嚴敷きびしく申渡され右彦兵衞きくとほり勘兵衞へ申渡せし上は右の品請取うけとれと云は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一、公儀(信長をう)に対せられ御身上ごしんじやう御理おんことわりの儀、われら請取しやうしゆ申し候でう、いささか以て疎略そりやくに存ずべからず候事。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)