“立歸”のいろいろな読み方と例文
新字:立帰
読み方割合
たちかへ72.7%
たちかへり9.1%
たちか9.1%
たてかへ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
知らず彦兵衞は金のつるに有り付たりとよろこび勇み望みの荷物を請取うけとりこれあゝしてかうしてと心によろこび我がを指て立歸たちかへり淺草御門迄來懸る處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いつはりし佛罰ぶつばつにて空恐しき目に逢しならん早々御わびをすべしと下なん吉平へ申付て原澤村へ立歸たちかへりさせ番頭ばんとう忠兵衞へ内談の上金子を取寄せ身延山へも金十兩ををさめて御わびをなし漸々やう/\日數を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぐわつすゑかたえがてなりしゆきも、次第しだいあとなくけた或夜あるよ病院びやうゐんにはには椋鳥むくどりしきりにいてたをりしも、院長ゐんちやう親友しんいう郵便局長いうびんきよくちやう立歸たちかへるのを、門迄もんまで見送みおくらんとしつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
にくみけるが或時給金きふきん三兩を田舍ゐなかつかはさんとて手紙てがみふう瀬戸物町せとものちやうの島屋へ持行もちゆき途中とちう橋向はしむかふにて晝抅盜ひるとんびうばはれ忙然ばうぜんとして立歸たてかへりしがかねを取れてはまた一年奉公ほうこうを爲ねばならぬと力を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)