“たちかへり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
立歸50.0%
立帰50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつはりし佛罰ぶつばつにて空恐しき目に逢しならん早々御わびをすべしと下なん吉平へ申付て原澤村へ立歸たちかへりさせ番頭ばんとう忠兵衞へ内談の上金子を取寄せ身延山へも金十兩ををさめて御わびをなし漸々やう/\日數を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まことと思ひ早速立歸たちかへりて雅樂頭殿へ此由このよし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
相待あひまちける其日の夕暮に及び尼寺へゆきし人々は立歸たちかへりけるが女中にはまだ彼寺へは來らざる由なれば皆々みな/\たゞおどろばかりなりついては龜屋徳右衞門に不審ふしんが掛り追々おひ/\うたがはしきこともあれば此事つひに代官所の沙汰さたとなり吟味ぎんみつよくなりて龜屋徳右衞門の家内は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
少童二人召具シテ住狎すみなれタル玉ノ床ヲ立出、行衛遥カニ忍ビ給フ、後見ノ男天王寺ノ辺マデハ付タリシガ、其ヨリヤガテ立帰たちかへり、トリ物シタヽカニシテ行方知ラズ成ニケル
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)