“沙汰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さた80.5%
ざた19.1%
ザタ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忽(たちま)ち、縣下(けんか)豐岡川(とよをかがは)の治水工事(ちすゐこうじ)、第一期(だいいつき)六百萬圓(ろつぴやくまんゑん)也(なり)、と胸(むね)を反(そ)らしたから、一(ひと)すくみに成(な)つて、内々(ない/\)期待(きたい)した狐狸(きつねたぬき)どころの沙汰(さた)でない。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
東京の第×区から立候補しそうな取り沙汰(ざた)があったのが、いつのまにかうやむやのうちに沙汰やみとなったことをおぼえているだろう。
私はかうして死んだ! (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
屋敷中の人々は、上(ウヘ)近く事(ツカ)へる人たちから、垣内(カキツ)の隅に住む奴隷(ヤツコ)・婢奴(メヤツコ)の末にまで、顔を輝かして、此(コノ)とり沙汰(ザタ)を迎へた。でも姫には、誰一人其を聞かせる者がなかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)