“取沙汰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりざた71.4%
とりさた25.0%
トリサタ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大力だいりきの遠山權六は忠義無二との取沙汰とりざたにて百石の御加増に相成りましたという。お芽出たいお話でございますが、長物語でさぞ御退屈。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
女流声楽家三浦たまきと今は故人の千葉秀浦しうほとの関係は一頻ひとしきやかましい取沙汰とりさたになつたので、世間には今だにそれを覚えてゐる人もすくなくあるまい。
といふ取沙汰トリサタの最中に、主人が死に、息子が死にして、殆ど枝も幹も残らぬ様に、亡びて了うた。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)