“御無沙汰”の読み方と例文
読み方割合
ごぶさた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも、そうさんもあんまり近頃ちかごろ御出おいででないし、わたし御無沙汰ごぶさたばかりしてゐるのでね、つい御前おまへこと御話おはなしをするわけにもかなかつたんだよ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「おや。喜左衛門さんに富五郎どんかえ。ひさしく御無沙汰ごぶさたをしましたが、おふたりともいつもお達者で何よりですねえ、はい……」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
それであるのに二、三年も浄瑠璃に御無沙汰ごぶさたをして、不意にそれを聴いて見ると、それが大変不思議な世界と思えてならない事がある。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)