“御話”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おはなし69.2%
おはな30.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも、そうさんもあんまり近頃ちかごろ御出おいででないし、わたし御無沙汰ごぶさたばかりしてゐるのでね、つい御前おまへこと御話おはなしをするわけにもかなかつたんだよ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さてお話し致しますのは、自分が魚釣うおつりたのしんでおりました頃、ある先輩からうけたまわりました御話おはなしです。徳川期もまだひどく末にならない時分の事でございます。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
なでいや然樣さやう云るゝと實に面目めんぼく次第もなし併し年中御世話にばかりなり其上節季せつき師走しはす押迫おしつめての金の才覺さいかくあまり心なしに御話おはなしも出來ぬゆゑよんどころなく淺草田町の利兵衞と云國者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
で、いろいろとかんがえましたすえ、これからあなたがた幾分いくぶん御参考ごさんこうになりそうな事柄ことがらだけをひろして御話おはなしをいたし、そろそろこのつたな通信つうしんげさせていただこうとぞんじます。