“戴”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いただ79.6%
いたゞ12.1%
1.9%
いただき1.5%
いた1.0%
たい1.0%
いただい0.5%
いただか0.5%
いッ0.5%
えたゞ0.5%
(他:2)0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“戴”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]30.0%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸17.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
しか名利めいりの為にせずんば、何をくるしんでか、紅血を民人に流さしめて、白帽を藩王にいただかしめしぞ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
じいさま、うぞわたくしひとつの御神鏡ごしんきょうさずけていただぞんじます。
双鸞菊とりかぶと、毒のかぶといたゞき、鳥の羽根はねの飾をした女軍ぢよぐん勇者つはもの
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
かれは三にんこほつたそらいたゞいて燒趾やけあと火氣くわき手頼たよりにかした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
弁当箱を振廻して行くもあれば、風呂敷包を頭の上にせて行くもある。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
傴僂のカシモドが身を挺してエスメラルダを助けたことも、一八〇四年、ナポレオン一世がここで戴冠式を挙げて、参列者の一人ダルバンテ公爵夫人が「眼に見るように」手記してるとおり、せっかちなナポレオンは、まず一つの冠を非常に静かに——痛くないように注意して、軽くジョセフィンの頭へせたのち
「イヤ僕は最早もういただきますまい。」とさかずきを彼に返し「僕は運命論者ではありません。」
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
いわんや一国中になお幾多の小区域を分ち、毎区の人民おのおの一個の長者をいただきてこれに服従するのみか、つねに隣区と競争して利害をことにするにおいてをや。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それをおはなくださいませんか。ね、諸君しよくん、それをかしていただかうではないか。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
日本の茄子は生で食べられませんが赤茄子は生で食べるのが一番美味おいしいので、ちょいとしたお料理なら熱湯をかけて指で皮をいて薄く二分位にって塩少しとお砂糖をかけて食べてもいいし、お砂糖と葡萄酒ぶどうしゅをかけていただけばなお結構ですし、三杯酢にして御飯の副食物おかずにするといくつでも食べられます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「ほんとうに蛇なら、いい人がいる、白馬廟の前に、蛇捉へびとりたいという先生がいる、この人に頼もうじゃないか」
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「ほんとうに蛇なら、宜い人がある、白馬廟はくばびょうの前に、蛇捉へびとりたいと云う先生がいる、この人に頼もうじゃないか」
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
たとえば西洋各国相対あいたいし、日本と支那朝鮮ちょうせんと相接して、互に利害を異にするは勿論もちろん、日本国中において封建の時代に幕府を中央にいただいて三百藩を分つときは
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
見事な黄金きんの王冠をいただかせて、その上に厚い白い、床に引きずる位長い毛皮の外套がいとうを着せたから、今まで着物一枚に跣足はだしでいた白髪小僧の藍丸王は
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
しの「いえ何でも宜うがす、無駄だから、それに位牌いへえいッける机を一脚ひとつ
林「えゝ、此のお折の中のお肴は旦那様が手前に遣る、けくも不断骨を折ってるから、けくと二人で茶の間で一盃いっぱい飲めよと云うて、此のお肴をこだせえました、どうか此処こゝで旦那さまがいつも召上る御酒をえたゞきてえもんで」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其中に、一円の金貨が六ツか八ツも有升ありましたがお祖父ぢいさまはやがて其ひとつをとりいだして麗々とわたしの手のひらのせくださつた時、矢張冗談じようだんかと思ひました。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
えつと、二つの雄藩が、かなたの国では、両々を争ッて、併呑へいどんをうかがい合い、トモニ天ヲイタダカズ、とまで争っていた。呉人越人、同邦ながらたがいに憎しみあっていた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)