“戴:いたゞ” の例文
“戴:いたゞ”を含む作品の著者(上位)作品数
三遊亭円朝5
谷崎潤一郎2
与謝野寛2
黒岩涙香2
森鴎外2
“戴:いたゞ”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 戯曲16.7%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸12.9%
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)5.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
双鸞菊とりかぶと、毒のかぶといたゞき、鳥の羽根はねの飾をした女軍ぢよぐん勇者つはもの
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
かれは三にんこほつたそらいたゞいて燒趾やけあと火氣くわき手頼たよりにかした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
誠に嬉しゅうございます、是からはお剣術を教えていたゞき、覚えました上は、それこそ死にもの狂いに成って親のかたきを討ちますから
どうも誠に有難ありがたうございます、わたくしう一生涯しやうがい、お薄茶うすぷくでもいたゞけることでないと
毎日まいにち/\あしたほしいたゞいて大佐等たいさらともいへ
八百膳やほぜん料理れうり無宿者やどなしくだされるのだ、おれいまうしていたゞけよ、おぜんいたゞくことは
容易に夫人の警戒がゆるみそうもないのをて取ると、河内介は懐から小さな錦の袋を取り出して、それを二三度押しいたゞきながら云った。
成程なるほどこれとんうございますね、ぢやアこれを一ついたゞきませうか。
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いえ、お醫者樣にも及びません、持藥ぢやくも用意してあります、少し休ましていたゞけば——」
あしたにはほしいたゞいてき、ゆふべにはつきんでかへ
やうやあついとうておつぎはしろ菅笠すげがさいたゞいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれは高いほしいたゞいて、しづかな屋敷町やしきまちをぐる/\徘徊した。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
たもととらへて『あんまりじやアありませんか、何卒どうか返却かへしていたゞきたいもんです』と泣聲なきごゑになつてうつたへた。
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
橋本先生はしもとせんせいいたゞいてもむづかしいとはれた、さういふ御名医方ごめいゝがた見放みはなすくらゐの病気びやうきだから
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
其儘そのまゝ帽子をいたゞきて彼れに従い珈琲館を走出はしりいでたり。
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「いや。わたくしは群生ぐんしやう福利ふくりし、憍慢けうまん折伏しやくぶくするために、乞食こつじきはいたしますが、療治代れうぢだいいたゞきませぬ。」
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
擧動に目を付け、口にする言葉を考量かうりやうし、行爲を一々嚴重に審査して、彼女の魂を救ふ爲めに彼女の肉體を罰していたゞきたい——もしも、斯の如き救ひが可能ならば。
露「米や、わたしゃ何うしても諦める事は出来ないから、百目ひゃくめ金子きんすを伴藏さんに上げて御札を剥がしていたゞき、何うぞ萩原様のお側へやっておくれヨウ/\」
「クンカンぢやありません。カンカンですよ。あれはタンゴをどりなどと一緒に最新の流行ですが、もう日本に来てるとは驚きましたね。この次に往つたら是非見せていたゞきませう。」
是非ぜひ御返事をいたゞきたいと、云ってくれたゞろうね」
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
乳母 いえ、めっさうな。一せんいたゞきませぬ。
王樣わうさまかつらうへかんむりいたゞき、如何いかにも不愉快ふゆくわいさうにえました、それのみならず、それはすこしも似合にあひませんでした。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
いたゞいてけ。れいへい。」
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
忠朝の墓前に小さな壺があつていつもふたがしてあるが、中には銀のやうな水が溢れてゐる。酒を断たうとする者は、その水をいたゞいて飲むと、何日いつの間にか酒嫌さけきらひになるといふ事だ。
へえーうも此位このくらゐお集めになりましたな、へい、いたゞきます、うもこの煎茶せんちやの器械からお茶碗ちやわんからお茶托ちやたくまで結構尽けつこうづく
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
それだのにおなゆきいたゞいたこゝのひさしは、彼女かのぢよにそのつたこゝろあたゝめられて、いましげもなくあいしづくしたゝらしてゐるのだ。
日の光を浴びて (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
老叟らうそうしづかに石をでゝ、『我家うちの石がひさし行方ゆきがたしれずに居たが先づ/\此處こゝにあつたので安堵あんどしました、それではいたゞいてかへることにいたしましよう。』
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
婆「はい、此のめえめえりました時、でけえ御紋の附いたお菓子を戴きましたっけ、在所に居ちゃアとても見ることも出来ねえ、お屋敷様からいたゞえた、有りがたい事だって村中の子供のある処へちっとずつ遣りましたよ、毎度はや誠に有難い事でござえます」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其時在所ざいしよの者が真言しんごん道場だうじやうであつた旧地へ肉食にくじき妻帯さいたい門徒坊もんとぼんさんを入れるのは面白く無い、御寺の建つ事は結構だがうか妻帯をさらぬ清僧せいそう住持じうぢにしていたゞきたいと掛合かけあつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
此男若し罪人ならば我れ密告して酒のしろ有附ありつかん者を、頭に蝋燭はいたゞかねど見る人毎を呪うとは恐ろしくも忌わしき職業なり立派と云う所を云えば斯くまで人に憎まるゝを厭わず悪人を看破みやぶりて其種を尽し以て世の人の安きを計る所謂いわゆる身を殺して仁を為す者
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
あれは別に深い仔細のある事ではないさうでございます。藤井紋太夫は水戸樣のお手討ちになりました。所が親戚のものははゞかりがあつて葬式をいたすことが出來ませんでした。其時眞志屋の先祖が御用達ごようたしをいたしてゐますので、内々お許をいたゞいて死骸しがいを引き取りました。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
馬来マレイ人やヒンヅ人が黒光くろびかりのするからだ黄巾赤帽くわうきんせきばういたゞき、赤味の勝つた腰巻サロンまとつて居る風采ふうさいは、極𤍠ごくねつの気候と、朱の色をした土と、常に新緑と嫩紅どんこうとを絶たない𤍠帯植物とに調和して中中なかなか悪くない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)