“走出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はしりいで50.0%
かけいだ25.0%
はしりだ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あけ其許そのもとは何用有て此の夜更よふけに來られしや云ふに彼女私しは吉原より參りし者なり吉之助樣にお目にかゝりたしと云ふ聲初瀬留なれば吉之助は奧より走出はしりいで大いに驚き如何して夜中やちう遙々はる/″\の處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
やがて燈火あかりったひとがわせて、はかひらかうとやしゃるやいな、御主人ごしゅじんけんかしゃれました。それでわたくし走出かけいだして夜番よばんしゅうびました。
留吉は、泣きたいようない気持ちで、だんだん遠くなってゆく帽子に別れをつげました。すると一そうのモーターボートが、ポクン、ポクン、ポクンと言いながら、帽子の方へ走出はしりだしました。
都の眼 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)