“走者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ラナー33.3%
けもの33.3%
そうしゃ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
走者ラナー二人ある時は先に進みたる走者をまずたおさんとすること防者が普通の手段なり。走者三人ある時はこれを満基フルベースという。
ベースボール (新字新仮名) / 正岡子規(著)
庵主あんじゅは、魚面人身ぎょめんじんしん、よく幻術を行のうて、存亡自在、冬、雷を起こし、夏、氷を造り、飛者とりを走らしめ、走者けものを飛ばしめるといううわさである。悟浄はこの道人に月仕えた。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
豪徳寺ごうとくじ附近に来ると、自動車はひとかく入れた馬の如く、決勝点けっしょうてんを眼の前に見る走者そうしゃの如く、ながら眼をみはり、うんと口を結んで、疾風の如くせ出した。余は帽子に手をえた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)