“そうしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
掃射37.5%
壮者12.5%
奏者12.5%
宗社12.5%
相者12.5%
走者12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにしろ不意打ふいうちの空襲である。今もし、そこで、機上から機銃掃射そうしゃか、爆弾でもなげつけられれば、南極派遣軍は、たちまち全滅とならなければならなかった。
地底戦車の怪人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
山は追々おいおい深くなる。しかし、龍耳りゅうじ老人、壮者そうしゃにまけない足どりで、何かぶつぶつ言っていた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
安土の奏者そうしゃ森蘭丸が、往年この坂本で戦死した森三左衛門の次男であるところから、ひそかに現在の美濃の領からこの坂本へ領地がえになりたい希望を抱いているし
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
景隆は召還めしかえされしが、黄子澄こうしちょう練子寧れんしねいは之をちゅうせずんば何をもっ宗社そうしゃに謝し将士を励まさんといしも、帝ついに問いたまわず。燕王は済南を囲むこと三月に至り、ついくだすことあたわず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
かつ有名の相者そうしゃにその剣を見せると、この剣は雌雄一対あるもので、莫邪は雄剣をかくして雌剣だけを献じたことが判ったので、王はいよいよ怒って直ぐに莫邪を殺した。
豪徳寺ごうとくじ附近に来ると、自動車はひとかく入れた馬の如く、決勝点けっしょうてんを眼の前に見る走者そうしゃの如く、ながら眼をみはり、うんと口を結んで、疾風の如くせ出した。余は帽子に手をえた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)