“練子寧”の読み方と例文
読み方割合
れんしねい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
景隆は召還めしかえされしが、黄子澄こうしちょう練子寧れんしねいは之をちゅうせずんば何をもっ宗社そうしゃに謝し将士を励まさんといしも、帝ついに問いたまわず。燕王は済南を囲むこと三月に至り、ついくだすことあたわず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
斉泰せいたい黄子澄こうしちょう、皆とらえられ、屈せずして死す。右副都御史ゆうふくとぎょし練子寧れんしねいばくされてけつに至る。語不遜ふそんなり。帝おおいに怒って、命じてその舌をらしめ、曰く、われ周公しゅうこう成王せいおうたすくるにならわんと欲するのみと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
斉は斉泰せいたいなり、黄は黄子澄こうしちょうなり、練は練子寧れんしねいなり、しかして方は即ち方正学ほうせいがくなり。燕王にして功の成るや、もとよりこの四人を得て甘心かんしんせんとす。道衍は王の心腹しんぷくなり、はじめよりこれを知らざるにあらず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)