“練磨”の読み方と例文
読み方割合
れんま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
精もこんも吟味の練磨れんまに打ちこんで、こうも身を痩せさせているのは、しゃれや冗談でやっているのではありません。多寡がおっこちた鶴一羽。
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
精悍せいかんなる練磨れんまの士が、突如として、その中を、短槍刺撃たんそうしげきを得意として、縦横無尽に突いてまわり、ために一人の武者をして
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汝等天鼓のうたうを聴け、元来は名もなき鳥の雛なれども幼少より練磨れんまの功むなしからずしてその声の美なること全く野生の鶯と異れり、人あるいは云わん
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)