“涵養”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんよう91.4%
かんやう8.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのほかに直接間接に劇の趣味を涵養かんようしてくれたのは、かの定さんの借りている女髪結の家の娘が常磐津ときわずを習っていることであった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
(ロ)水源すいげん涵養かんよう。 森林しんりんはかように雨量うりよう調節ちようせつすることが出來できると同時どうじ一方いつぽうでは水源すいげんやしなひとなり、河水かすいれるのをふせぎます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
謙讓けんぢやうはキリスト教徒の美徳です。それは特にローウッドの生徒に相應ふさはしいものです。私はそれの涵養かんやうに特別の注意を拂ふやうに指導してゐます。
吾人はトルストイ伯によりて、露国の平民を知るを得つ、彼等が鞏固きようこなる宗教上の観念を涵養かんやうしつゝあるを見て、露西亜の将来に望むところ多からざるを得ず。
トルストイ伯 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)