“調節”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちようせつ28.6%
てうせつ14.3%
ちょうせつ14.3%
ふし14.3%
アコンモデーション14.3%
ハーモニー14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(ロ)水源すいげん涵養かんよう。 森林しんりんはかように雨量うりよう調節ちようせつすることが出來できると同時どうじ一方いつぽうでは水源すいげんやしなひとなり、河水かすいれるのをふせぎます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
これは勿論もちろん大正たいしやうねんぐわつ十二にち以來いらい實行じつかうせられたるきん輸出禁止ゆしゆつきんし解除かいぢよせられずしたがつ通貨つうくわ適當てきたうなる調節てうせつ物價調節ぶつかてうせつおこなはれざるに原因げんいんするわけではあるが
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
二千倍という顕微鏡は、数も少くまたこれを調節ちょうせつすることができる人も幾人いくにんもないそうです。
手紙 三 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
だから宴楽の時などでも、楽人のかなでる調節ふしや譜に間違いがあると、どんなに酔っているときでも、きっと奏手の楽人をふりかえって
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
目から一メートル程度の近距離ではいわゆる双眼視バイノキュラーヴィジョンによるステレオ効果が有効であるが、もっと遠くなるとこの効果は薄くなり、レンズの焦点を合わせる調節アコンモデーションのほうが有効になって来る。
映画芸術 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
はじめは普通の声で、それは学生等の混雑した話し声や足音とともに夢のような調節ハーモニーをなしていたが、突然犬の声は憤怒ふんぬと変じた。巌ははっと目を開いた。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)