“奏”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かな56.5%
そう25.2%
4.3%
すさ1.7%
まを1.7%
あわ0.9%
かなで0.9%
こと0.9%
さう0.9%
しらべ0.9%
(他:7)6.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“奏”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)30.8%
歴史 > 日本史 > 日本史4.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
むかとったる杵柄きねづかの、覚束おぼつかなくもかなでけるに、黄金丸も興に入りて、病苦もために忘れけり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
琴の糸のかなで出すあやは、彼女の空想を一ぱいにふくらませ、どの芽から摘んでいいかわからない想いが湧上わきあがるのだ。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
わるい勢力はよい勢力よりもはびこりやすい。堀口生は先生から一本まいったが、黒板の広告は充分に効果をそうした。以来正三君に、
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
兵士へいし軍楽ぐんがくそうしますのはいさましいものでございますが、の時は陰々いん/\としてりまして
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ピアノをすこしかせていただきたいんです。自分の家は目白で全焼しましたので、帰ってもなにもありません。ほんの五分だけ」
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
彼の演奏はしばしば伝統を離れて、自由な飛躍をげ、美しい即興曲をいて長老達を驚かしたりした。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
したがって、同じ竹枝ちくしすさびにしても、その訴えるところは、ちまたや僧院の普化ふけたちとは必然なちがいをもつ。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いやいや、その呂律りょりつには重蔵の義心があろう、たえな調べには千浪の孝心貞節もこもるであろう、予はその妙韻みょういんを聞きすましたい、是非、何がな一曲すさんでくれい」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いなといへど語れ語れとらせこそ志斐しひいはまを強語しひがたりる 〔巻三・二三七〕 志斐嫗
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ここに口子の臣、またその妹口比賣、また奴理能美ぬりのみ、三人はかりて、天皇にまをさしめて曰さく
旧い神楽師かぐらしの家があり、毎月、三峰神社の月祭りには、そこの家で調べをあわせて、秩父へ出張でばってゆくので
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
閉切った障子の中には更に人の気勢けはいもないらしいのに唯だ朗かに河東節かとうぶし水調子みずちょうし」の一曲がかなでられている。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
伝えるところによればこれは陽列天の作で、漢王即位の時伶人この曲をことし、一鼓を打って天下の和平を慶ぐという目出度い曲なのだ。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
きざはしの玉靴たまぐつ小靴をぐついでまさずば牡丹ちらむとさうさまほしき
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
とうの中將殿(重衡)も管絃くわんげんしらべこそたくみなれ、千軍萬馬の間に立ちて采配さいはいとらんうつはに非ず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
太祖の詔、可なることはすなわち可なり、人情には遠し、これより先に洪武十五年こう皇后の崩ずるや、しんしんえん王等皆国に在り、しかれども諸王はしりてけいに至り、礼をえて還れり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
あやしき調しらべる神こそ知らめ、
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
四連音符をつゞけ
〔われらが書に順ひて〕 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
かれ、国造の神吉事カムヨゴトまおして朝廷みかど参向まいむかふ時、其水沼出而イデヽ用ゐ初むるなり。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
このすばらしい音楽おんがくはあのラッパのある自動音楽が ひとりでつてゐるのです
シカ過ぎ経た彼の一生に似て、独り静かに輝いて、響き過ぐるカナでの如き近代劇——新劇団を組織することなどが、最適切な方法ではないだらうか。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
匂ひのがくジユエするなかに、