“吹奏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいそう55.6%
すゐそう22.2%
なさり11.1%
なら11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこらの小路こうじ公卿くげ屋敷らしい。吹奏すいそう律調しらべの厳かなうちにも哀調があるところから察すると、酒興にけている公卿たちのすさびとも思われない。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女性行進曲ぢよせいかうしんきよく吹奏すゐそうしてゐることは、早呆はやぼけする日本につぽんをんなとしては、めづらしいひとである。
吹奏なさりまし、吹奏まし。何の貴女、、誰が咎めるもので。こんな時。……不忍しのばずの池あたりでお聞き遊ばすばかりでございます。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
喇叭らつぱあるひと喇叭らつぱ吹奏ならし、何物なにひと双手もろてげて、こゑかぎりに帝國萬歳ていこくばんざい! 帝國海軍萬歳ていこくかいぐんばんざい連呼れんこせられよ、だん/″\とちかづく二そう甲板かんぱん巡洋艦じゆんやうかん縱帆架ガーフに、怪艇くわいてい艇尾ていび