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連呼
ふりがな文庫
“連呼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
れんこ
60.0%
よびつづ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れんこ
(逆引き)
私は此の部屋にじっとすわっていることに、一種の不快な
亢奮
(
こうふん
)
を感じて、呼吸をぐっととめた。娘の名を
連呼
(
れんこ
)
する泣声が再び烈しく起った。
嗚咽
(
おえつ
)
の声が
俄
(
にわか
)
に高まって来た。
風宴
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
喇叭
(
らつぱ
)
ある
人
(
ひと
)
は
喇叭
(
らつぱ
)
を
吹奏
(
なら
)
し、
何物
(
なに
)
も
無
(
な
)
き
人
(
ひと
)
は
双手
(
もろて
)
を
擧
(
あ
)
げて、
聲
(
こゑ
)
を
限
(
かぎ
)
りに
帝國萬歳
(
ていこくばんざい
)
!
帝國海軍萬歳
(
ていこくかいぐんばんざい
)
を
連呼
(
れんこ
)
せられよ、だん/″\と
近
(
ちか
)
づく二
隻
(
そう
)
の
甲板
(
かんぱん
)
、
巡洋艦
(
じゆんやうかん
)
の
縱帆架
(
ガーフ
)
に、
怪艇
(
くわいてい
)
の
艇尾
(
ていび
)
に
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
連呼(れんこ)の例文をもっと
(3作品)
見る
よびつづ
(逆引き)
今竜が見え次第大声でその竜肉を
啖
(
く
)
いたいと
連呼
(
よびつづ
)
けよと
耳語
(
ささや
)
いて出で、竜を呼び込むと右の通りで竜大いに
周章
(
あわ
)
て、袋を落し逃れた。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
予が現住する
田辺
(
たなべ
)
の船頭大波に逢うとオイオイオイと
連呼
(
よびつづ
)
くれば
鎮
(
しず
)
まるといい、町内の男子暴風吹き
荒
(
すさ
)
むと大声挙げて風を制止する俗習がある。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
連呼(よびつづ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“連呼”の意味
《名詞》
連呼(れんこ)
何度も同じ言葉や名前を繰り返して発すること。
(出典:Wiktionary)
“連呼”の解説
連呼(れんこ)とは、何回も同じ言葉を叫ぶこと。「連」続して「呼」ぶ、から来たと推測される。名詞であり、動詞として使う時は、サ行変格活用動詞の「する」とともに使う。
一定期間、特定の文言を連呼することで、そのことを印象付ける狙いを持って行われる。
修辞技法#反復法
(出典:Wikipedia)
連
常用漢字
小4
部首:⾡
10画
呼
常用漢字
小6
部首:⼝
8画
“連”で始まる語句
連
連中
連立
連合
連歌
連翹
連絡
連繋
連環
連累
検索の候補
呼応連環
“連呼”のふりがなが多い著者
押川春浪
南方熊楠
梅崎春生
夏目漱石