“連累”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんるい64.7%
まきぞへ17.6%
まきぞえ11.8%
まきぞひ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「第一、江戸へ帰れば、早晩貴公も、八十三郎の連累れんるいとして、召捕あげられる。また、どの顔さげて、江戸の街を、その頭で歩けるか——」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我慢の跡押あとおしあれど連累まきぞへとなりし梅花道人こそ氣の毒なれコレサ危ないイヽサ承知だよと受答へに醉も定めて醒めしならん勢ひにまかせて一里ほどを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
「申訳がございません。とんだ連累まきぞえでお在んなさいます。どうぞ、姉さんには、そんな事をおっしゃいません様に、わたくしを御存分になさいまして。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
掠取かすめとるなどと云者一人もなし家業は此上もなきいやしき一文もらひなれども心まで其樣に卑賤いやしくはならず餘りと云ば馬鹿々々しい是内儀かみさん私し共まで文右衞門樣の連累まきぞひくつた樣な者此通り宅番を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)