“召捕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めしと46.9%
あげ18.8%
めしとり12.5%
めしとら6.3%
めしとる3.1%
めしとれ3.1%
めしとっ3.1%
めしとられ3.1%
やっ3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ながらくらえなかった武田伊那丸たけだいなまる、またふたりの者まで、一もう召捕めしとり得たのは、いつにかれのうったえと、そちの手柄てがらじゃ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、この事件の専役せんやくを東儀与力に命じた。同時に、八弥と耀蔵ようぞうも、力をあわせて、一日もはやく下手人を召捕あげるように言い渡された。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
委細くはしく申立ければ大岡殿とく聞請きゝうけられ早速に組下くみしたの同心に申付られ藤澤宿大津屋段右衞門方へまかこしみぎ段右衞門を召捕めしとり來るべしと遣はされたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
先に尋ねなば吾助に出逢本望を達すべきに公儀の御手に召捕めしとられては詮方せんかたなし一先旅宿にかへりて分別を定むべしと悽々すご/\馬喰町へ戻りけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
得て早速さつそく阿漕あこぎうらへ到り見ればあんたがはずあみおろす者あり與力こゑをかけ何者なれば禁斷きんだんの場所に於て殺生せつしやういたすや召捕めしとるべしと聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
懸けければ此方は彌々いよ/\愕然びつくりし急に顏色がんしよく蒼醒あをざめ後の方を振返るにそれ召捕めしとれと云間も有ず數十人の捕手ふすまかげより走り出なんなく高手たかて小手になは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お二万五千磅は薩摩の大名から取り、その上罪人を召捕めしとって眼の前で刑に処せよとの要求、その手紙の来たのがその歳の二月十九日、長々とした公使の公文こうぶんが来た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
然程に上野中堂に於て召捕めしとられたる曲者二人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「オオ、彼奴あいつ召捕やってくれたか。何か、大事らしい品を、編笠の侍から受け取ったから、それは、時にとっていい獲物だ。それなのにこの俺は、何というへまをしたんだろう」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)