“蒼醒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおざ66.7%
あをざ22.2%
あをざめ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは色の蒼醒あおざめた恐ろしい顔であった。三左衛門はびっくりしたが、剛胆ごうたんな男であったから何も云わずに僧の顔を見た。
竈の中の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
夜更よふけである。宮庭の宴会から細君の手を執つて帰つて来たモリエエルの顔は蒼醒あをざめて居る。薄暗い楽屋の板間で突然アルマンの手にすがる男がある。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
懸けければ此方は彌々いよ/\愕然びつくりし急に顏色がんしよく蒼醒あをざめ後の方を振返るにそれ召捕めしとれと云間も有ず數十人の捕手ふすまかげより走り出なんなく高手たかて小手になは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)