“蒼黒”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あおぐろ86.0%
あをぐろ11.6%
アヲグロ2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蒼黒”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究9.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ただ日の落ちた方角がぽうっと明るくなって、その明かるい空を背負しょってる山だけが目立って蒼黒あおぐろくなって来た。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ただ、小倉や門司もじを隔てて、一衣帯水の海門の潮流が、さばの背のように、蒼黒あおぐろく、暮れかけているだけだった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
手伝婦は、血色の悪い顔をしてゐる。腹に虫でもいてゐるやうな、蒼黒あをぐろい眼であつた。都和井のぶと云つた。良人が戦死して、九年になるのださうだ。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
兵左衞門はさう言つて、僅かに枕から顏を上げました。蒼黒あをぐろいむくんだ顏を見ただけでも、これはなか/\の容體といふことが、素人の平次にもわかります。
クラい空間は、明りのやうなものをタダヨハしてゐた。シカし其は、蒼黒アヲグロモヤの如く、たなびくものであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)