“蒼然”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
そうぜん88.9%
さうぜん8.3%
まっさお2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蒼然”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 芸術・美術 > 芸術史 美術史60.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.6%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
払い退ける風も見えぬ往来は、夕暮のなすがままに静まり返って、蒼然そうぜんたる大地の色は刻々にはびこって来る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
周囲にめぐらした土塀どべいも崩れ、山門も傾き、そこにつたがからみついて蒼然そうぜんたる落魄らくはくの有様である。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
蒼然さうぜんとした暮色は、たゞさへ暗い丑松の心に、一層の寂しさ味気なさを添へる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
かの蒼然さうぜんたる水靄すゐあいと、かの万点の紅燈と、而してかの隊々たいたいふくんで、尽くる所を知らざる画舫ぐわぼうの列と——嗚呼ああ、予は終生その夜
開化の殺人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それが貴方、着物も顔も手足も、稲光いなびかりを浴びたように、蒼然まっさお判然はっきりと見えました。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)