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蒼然
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あをざめ
ふりがな文庫
“
蒼然
(
あをざめ
)” の例文
落
(
おと
)
し
顏色
(
がんしよく
)
蒼然
(
あをざめ
)
て居ける處へ又七は
立出
(
たちいで
)
何故
(
なにゆゑ
)
其樣に
鬱
(
ふさ
)
ぎ居るや
心地
(
こゝち
)
にても
惡
(
あし
)
きかと
問
(
と
)
ひけるに長助は
有
(
あ
)
りの
儘
(
まゝ
)
に
譯
(
わけ
)
を話し涙を
流
(
なが
)
しけるを又七は
憫然
(
ふびん
)
に思ひ
我等
(
われら
)
其金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
始め與力同心列を
正
(
たゞ
)
して嚴重に
居並
(
ゐなら
)
びければ吉五郎は
彌々
(
いよ/\
)
色
(
いろ
)
蒼然
(
あをざめ
)
齒
(
は
)
の
根
(
ね
)
も
合
(
あは
)
ぬ
迄
(
まで
)
に
慄
(
ふる
)
へながら家主の
後
(
あと
)
に
蹲踞
(
ゐすくま
)
るにぞ越前守殿是を見られ是へ/\と申さるゝに吉五郎は今にも
首
(
くび
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
聞
(
きい
)
て大いに驚き
色
(
いろ
)
蒼然
(
あをざめ
)
て
控
(
ひか
)
へ居たり時に後藤半四郎は
今日
(
けふ
)
呼出
(
よびだ
)
しに付先刻より
呼込
(
よびこみ
)
あるを今や/\と
待兼
(
まちかね
)
たるゆゑ直樣浪人臺へ罷り
出
(
いで
)
一向
容體
(
なりふり
)
にも構はず控へたり
然
(
さ
)
れば久兵衞は半四郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“蒼然”の意味
《名詞》
青々としているさま。
薄暗いさま。
古びているさま。
(出典:Wiktionary)
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“蒼然”で始まる語句
蒼然色