“呼込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よびこ30.0%
よびこむ20.0%
よびこま10.0%
よびこみ10.0%
よびこめ10.0%
よびこん10.0%
よびごみ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をりからかしボート桟橋さんばしにはふなばた数知かずしれず提燈ちやうちんげた凉船すゞみぶねもなくともづないてやうとするところらしく、きやく呼込よびこをんなこゑが一そう甲高かんだか
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
門々や子供呼込よびこむ雪のくれ 野童
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
通りたる時不※ふと竹本政太夫方へ呼込よびこまれ療治をなし居けるうち五六人義太夫をならひに來りしに元より城富も好のみちゆゑ我を忘れて聞ながら長く療治れうぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
てら行列ぎやうれつたゞしく出仕有に程なく夜も明渡あけわたり役人方そろはれしかばやゝあつて嘉川主税之助一件の者共呼込よびこみになり武家の分は玄關にて大小を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ムヽ夫は實によい手都合てつがふソレ呼込よびこめの聲のした忽地たちまち和吉は呼び入れらるゝに巍々ぎゝ堂々だう/\たる政府の白洲しらす一同居並ゐなら吟味ぎんみていに和吉は見るより幼稚意こどもごころに大きに恐れハツと計りに平伏せしがかたへ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
呼込よびこんでは必らず騷動さうどうにならんと思ひ腹の立のをこらへ/\て久兵衞をなだめ離縁状を取んとすれ共彼勿々なか/\聞入きゝいれず猶々つのりて不法を云ゆゑよんどころなく後藤半四郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
腰繩こしなはにて引連ひきつれられ即日そくじつの吟味となり願人淺草田原町小間物商賣花房屋彌吉同人妻粂并に淺草諏訪町家主組合長屋の者殘らず召出され一同白洲へ呼込よびごみになりしかば一番にお菊は腰繩にて引出され砂利じやりうづくまる時越前守殿出座しゆつざあつて願人花房屋彌吉同人妻粂と呼れ其方共願ひ出たる通り菊事姑女しうとめ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)