“呼笛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よびこ82.4%
ふえ11.8%
よぶこ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぴいとひとつ呼笛よびこを吹きあよ、へっ、命知らずの野郎どもがだんびら物をひからしてとびこんで来るんだ、じたばたすると命あねえぞ
泥棒と若殿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
人影じんえいせ違い、呼笛ふえ鳴り、信号手は忙わしく信号旗を引き上げおり、艦首には水兵多くたたずみ、艦橋の上には司令長官、艦長、副長、参謀、諸士官、いずれも口を結び目を据えて
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
底力の籠った聞き馴れた声、それはたしかに宮岡警部に違いなかったが、どういう訳か、一人の警官がいきなり飛び出して来て、背後から警部の胴中にしがみつき、呼笛よぶこを鳴らした。
黒猫十三 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)