“呼気”のいろいろな読み方と例文
旧字:呼氣
読み方割合
いき81.8%
こき9.1%
つくいき9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荷馬橇の馬は、狭霧さぎりの様な呼気いきを被つて氷の玉を聯ねたたてがみを、寒い光に波打たせながら、風に鳴る鞭をくらつて勢ひよく駈けて居た。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
帽子の耳蔽のなかで呼気こきが凍って氷殻ができ、それが針のように頬を突刺す。
新西遊記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
呼気つくいきは霜をむすんで、海狸の襟にしろがねとかがやく』〔
決闘 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)