“出座”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅつざ66.7%
しゆつざ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奥まった所には別席を設けて、表向きの出座しゅつざではないが、城代が取り調べの模様をよそながら見に来ている。縁側には取り調べを命ぜられた与力が、書役かきやくを従えて着座する。
最後の一句 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「では、あちらへ、出座しゅつざといたそうか」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同道して南町奉行所へ訴へ出でたりけりされ訴訟所うつたへしよにて一通り尋ねのうへ白洲へ呼び入れられ大岡殿出座しゆつざあつて七右衞門并に駕籠舁かごかき久七の申すむね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
時に享保きやうほ十年十一月五日牢内らうないより傳吉公事宿よりは妻せん與惣次よそうじ等奉行所へ呼出され大岡殿出座しゆつざ有て傳吉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)