“書役”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきやく82.4%
しょやく11.8%
しよやく5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下谷長者町に、筆屋幸兵衛という、筆紙商ふでかみしょう老舗しにせがある。千代田城のお書役かきやく御書院番部屋に筆紙墨類を入れている、名代の大店おおだなだ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
町奉行所に報告すると、御用部屋に当座帳のようなものがあって、書役しょやくが取りあえずこれに書き留めて置くんです。その帳面を捕物帳といっていました
半七捕物帳:02 石灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
四方へ走らせてかくと告るに町内の行事ぎやうじ其外家主中いへぬしちう名主なぬし書役しよやくに至る迄たちまちに寄集よりつどひしかば知らせし兩人も一しよに行て死骸を怕々こは/″\ながら後よりのぞき見て各々方おの/\がた御苦勞成ごくらうなりと云つゝ兩人は通り過んとする處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)