“名主”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なぬし89.7%
みょうしゅ6.9%
めいしゅ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今時分不思議な事と怪しむ間もなく、かの金棒の響はしく江戸町々の名主が町奉行所からの御達を家ごとに触れ歩くものと覚しく
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この下受人の特権を名づけて名田職といい、その土地を名田といっている。これは今日の名主の名の起原であります。
名字の話 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
中興のひと北条泰時の善政、最明寺時頼の堅持、また、元寇の国難にあたった相模太郎時宗などの名主も出て、とまれ、北条家七代の現執権高時の今にいたるまで、南北の六波羅探題以下、評定衆
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)