“元寇”の読み方と例文
読み方割合
げんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわちあまり熟睡をするなという意味としか思われぬので、私は直ちに元寇げんこう刀伊といの乱等の、昔の悲惨な記念かと空想していたのである。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これこそ、われ等の母国日本にとって、第二の元寇げんこうである。この大敵と戦わねばならぬ末山聯合艦隊は、はたして、どこにいるのだろうか。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
北條時宗むかえ撃って大いにこれやぶったことは、およそ歴史を知るほどの人は所謂いわゆる元寇げんこうえき」として、たれそらんじている所である。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)