“元和”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げんな97.6%
もとかず2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寛永かんえい元和げんなの戦国期にわかれを告げて六十年余、江戸の文化は、芳醇ほうじゅん新酒しんしゅのように醗酵はっこうして来た。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一心寺に元和げんな往時むかし、天王寺で討死うちじにした本多忠朝たゞともと家来九人を葬つたつかのある事は、誰もがよく知つてゐる筈だ。
紀伊が奥勤おくづとめをしてゐると、元和げんな三年に振姫が伊達忠宗だてたゞむねしたので、紀伊も輿入こしいれの供をした。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
亀井家は元和げんな三年に津和野に封ぜられてから十二代になり、森は慶安けいあんから天保てんぽう年間までで十一代になりました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
そしてふと考え合せてみると、復一がぽつぽつ調べかけている金魚史の上では、初めて日本へ金魚が輸入され愛玩され始めた元和げんなあたりがちょうどそれに当っている。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
官兵衛は、母里太兵衛もりたへえ、竹森新次郎、栗山善助などの股肱ここうに兵四、五百をひきつれて、上陸して来る毛利勢に当り、これに手痛い損害を与えた上、敵将の梶原景辰かじわらかげときと明石元和もとかずを降して、立ち帰って来た。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)