“気質”のいろいろな読み方と例文
旧字:氣質
読み方割合
かたぎ68.7%
きだて16.9%
きしつ9.7%
テムペラメント1.5%
たち1.0%
カタギ1.0%
こゝろ0.5%
タイプ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時雄は時代の推移ったのを今更のように感じた。当世の女学生気質のいかに自分等の恋した時代の処女気質と異っているかを思った。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
は、気質のきわめてやさしい人柄でありまして、すぐにぐむというほうでありましたけれど、あまりしくありませんでした。
木と鳥になった姉妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
同時に長吉芝居道這入らうといふ希望もまたわるいとは思はれない。一寸の虫にも五分で、人にはそれ/″\の気質がある。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
然し、それが或る人格の裡に、如何なる量で摂取せられたかということに成ると、非常に個性的な、各自の気質の問題に成るのではございますまいか。
野上弥生子様へ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
生きている気のしない気質だったので、の弱い彼女に、生きているかぎり、力一ぱいのものを残させたい気がして、ある日、差向いでいるときに言った。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
昔の粋人・通人気質に根ざして居り、又さういふ質であつたからこそ、通人生活に這入り易かつたのでもあつた。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
たとへば聊か気質りのある人の、年を積み道に進みて心さまく正しくなれるが如し。遠く望むも好し、近く視るも好し。花とのみ云はんや、師とすべきなり。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
末期的江戸気質を充分にもった、ものわかりはよいが深い考えのない、自嘲的皮肉に富んだ、気軽で、人情深くユーモアな彼は、なんとしても自分が法律なんぞという畑の人間でないことを